タイルとダクトで、、、
ガスコンロ(ストーブ)
次はストーブ前の造作を作りはじめます。
まず、木枠に軽量鉄骨を固定し、そこに石膏ボード、その上に耐熱ボードを貼って下地を完成させます。
冷蔵庫とフライヤー用のコンセントとダクトのスイッチもこの時点で設置しました。
そして仕上げのタイル張りの前にダクトの設置をしておきます。
さて、これからタイル張りの作業に入ります。
当初、白タイルで仕上げるイメージでしたが探しているとなんとワインカラーが大特価!恐る恐るそちらに変更してみると、、、
結果、チェンムーメインカラーのブラウンとうまくマッチして大満足!
タイル張りは職人がいるくらいですから、素人では難しいと思いました。
しかし、今は誰でもある程度上手に貼れるようにできてるんです。
たくさんのタイルが30センチ四方のシートに整列して粘着されてるので、もはやタイルを1つ1つ貼ることはないのです。
その30センチ四方のシートをボンドで張り付けていきます。
完全に乾くまで待ち、乾いたら表面の紙を剥がして隙間を目地材で埋めます。
目地材は完全に乾く前に綺麗にふき取ってくださいね。
そんな感じでタイル張りは意外と簡単でした。
そしてタイルとダクトで急にキッチンぽくなりました。
changing moods CAFE/DINER and BAR
http://www.changingmoodscafe.com/
キッチン内床のクロス
持つべきものは友
キッチン内の床のクロス張りは前出の友人に依頼しました。
こちらとしては、材料費と破格の人件費で大助かりなのですが、手伝う方は大変ですよね。本当にありがとうございました。
ただ張るだけなら簡単だけど、キッチン内は床からの配管位置をくり貫かなく
ちゃいけないのです。それがまた大変で、、、ましてお店の中枢です。
だからこそ、実際に床のクロスがキッチン内の床全体に張り終わったのを見て、図面を眺めてるのとは違い、実際に自分がここで調理をするんだ~と実感した瞬間でした。
changing moods CAFE/DINER and BAR
http://www.changingmoodscafe.com/
アメリカンスタンダードとヘキサゴン
純和式トイレから洋式に
店舗を借りた当初は、造作全てを解体してスケルトンにして1から店作りを始める予定でした。
しかし、水回りは元の設備を使って移動するだけなら移動工事の費用だけで良いのですが、古い設備を処分して移動先に新しい設備を設置する場合は、解体処分費用と新しい設備の本体価格が加わって高額になってしまいます。
チェンムーの前のお店は純和式のトイレでした、、、そのまま使用も移動して使用もできないので、和式便器設置場所の床はモルタルで埋めるとして、トイレ位置とスペースの造作のみ残し他はスケルトンに。
その結果、ど真ん中にトイレがあるお店になりました。
ど真ん中といってもちゃんと入口は見えないようになっていますので心配しないでください。
さて、便器や手洗い桶、蛇口などを買わなくちゃいけません。種類やサイズなど様々で、実は椅子の次に買った店の備品は便器なのです。
こうやって色々調べられてこだわれるのがDIYの良いところですよね。
便器は丸いフォルムが気に入ってアメリカンスタンダードを購入。
手洗いは形と大きさに拘り探したタイ製。
入荷が楽しみです。
便器と手洗いの設置は専門業者さんに依頼。
トイレの空間は白でまとめるイメージがありました。
白は汚れが目立つ分、清潔を維持できます。
床も古来より幸運を呼ぶとされてきた亀甲(吉祥紋)の白いヘキサゴン形タイルにしました。
トイレ内の壁面も白に塗装しトイレ内は完了。
changing moods CAFE/DINER and BAR
http://www.changingmoodscafe.com/
DIYのメリットとデメリット
DIYのメリットとデメリット
あらゆる行動にはメリットとデメリットがありますよね。
今回は趣向を変えて店舗をDIYをする場合のメリットとデメリットを考察してみました。
そして画像は蔵出しです。本文とは関係ありません(笑)
まず、施工業者に工事を依頼した場合の...
●メリット
・施工期間の短縮
・家賃の節約
・仕上がりのクオリティが高い
・開店後の不備や不都合が余りない、あってもすぐ対応してくれる。
一連の手配から施工、スケジュール管理をしてくれるので、その時間をメニュー開発や営業、打ち合わせなどに使えるのも大きなメリット。
また、プロの視点で導線の確保や危険を回避してくれ、見えないところや仕上げがキレイ。。。メリット多数!
●デメリット
・工事費が高くつく(一括)
・素材、備品、発注など総てにマージンが付く。
・イメージが伝わるか心配。素材などの妥協。
そして、
自分でDIYした場合の...
●メリット
・好きな世界観を表現できる
・自由にこだわれる
・自分のペースでできる
・経費削減
・要するに楽しい♪
例えば、おトイレ。洗面ボウル1つにしても好きな作家の作品を使ったり陶器を代用したりもできる。蛇口だって外国製のもあれば適当なものに自分で錆び加工を施して設置できる。
細かなパーツからこだわれる。そして手伝ってくれた仲間とのかけがえのない時間や新たな発見。思い出すたびに力がわいてきます。
●デメリット
・施工期間の長期化
・空家賃
・施工後の不具合
・素材の調達に費やす時間
・仕上がりの満足度
・孤独。。。
チェンムーは、賃貸契約からオープンまで4ヵ月かかりましたが、当然、その間の家賃は刻々と発生します。いかんせん初めてのことが多く、業者のルートもできていない上に素人作業なので、各工程の手配やスケジューリングがスムーズにいかず時間もかかります。時には手順を間違えて倍の時間をとられたことも。倍ならまだしも下手したら二度手間三度手間なんてことも。
材料調達も自分なのでまず素材を選ぶ時間、これハマると際限なく探してしまうことも。それが入荷するまで作業が止まるタイムロス。
手伝ってくれる仲間との楽しい時間も持てますが、ほとんどが一人作業で孤独。だからこそ仲間が来てくれたときは嬉しさ倍増なのです。
時間イコールお金
つらつらと書いてみましたが、メリットは裏返せばデメリットとなります。逆も然り。
もしDIYでとお考えの方はなるべく効率的に工期短縮を。そして協力者に協力を仰ぎましょう。のちの活力になります。仲間たちの顔、作業した時間は忘れられません。
物件契約からオープンまで4か月を費やしましたがもしチェンムーの拘り総てを業者で再現すると1.5倍以上の経費が掛かったのではないかと思います。お金をかけて業者に依頼し時間を取るか、時間は掛かるがDIYで経費を節約するか…すなわち時間イコールお金ととらえてもらって間違いないです。
自分の城
各工程ごとに完成した喜び、、、上手くいったときの感動etc...
DIYは一見デメリットが多いと思うでしょうが、
施工業者に依頼した場合とは明らかに愛着の度合いが違うのは言うまでもありません。
changing moods CAFE/DINER and BAR
http://www.changingmoodscafe.com/
サッシ
窓
チェンムーに来たことがある方はおわかりかと思いますが、お店は長方形で、その左側一面以外の3面はほぼ窓という開放的な造りになっています。
緑や植物などの自然も取り入れたかったので、住宅街の両隣と隣接していても自然光が程よく入る多くの窓は理想的でした。その代わり、存在感のある大きなアルミサッシがついていました。
契約前は窓がある側が住居になっていたのですが、その窓ガラスには目隠しのシートやベタベタとシールが。。。
なるべく跡が残らないように慎重にシールを剥がし、糊などは除光液などでふき取りました。地道な作業です。
アルミのサッシもそのままでは使えないのでペンキで塗装しました。ガラスをペンキで汚さないようマスキングして内側の見える部分をブラウンで二度塗りしました。
この工程は極寒の1月に行ったのでサッシを外しての作業は寒さとの闘いでした。理想の物件に出会ったら即契約だと思うのですが、それが真冬や真夏など季節によってDIYも覚悟をしなければなりません。
しかし、前の店の常連さんやアパレル時代の仲間が手伝いに来てくれて心が温まり乗り越えられました。感謝☆
次回は工事から少し離れDIYのメリットデメリットを自分の視点でお伝えする予定です。
changing moods CAFE/DINER and BAR
http://www.changingmoodscafe.com/
大壁面
たかが壁、されど壁
お次は、エントランスを入って左側にある壁にとりかかります。
この壁、なんと2300mm×4400mmの大壁面!
壁も床と並んでDIYの定番といえますよね。そして空間の印象を大きく左右する大事な箇所です。それだけにこの巨大なスペースをどうするか悩みます。
活かすも殺すも自分次第ですからね。
いずれ誰かの個展としてギャラリーにもしたいし、そうするとシンプルな壁が良いだろう。真っ白な壁にしたらディスプレイも映えるな。逆に、ここだけインパクトをつけて魅せる壁にするのもアリ。
それはイメージが広がります。
しかしここは築年の経った建物。デザイン先行ではなく構造や土台も加味しなければなりません。
- そのまま塗装→元のクロスに剥がれがあり後々難ありの可能性。
- 珪藻土で仕上げる→経費が掛かるのと綺麗に仕上げる技術的な不安あり。
- クロスの張替え→趣味じゃない。
- 石膏ボードを張りペンキで塗装。
ということで、4に決定。
プロがすればなんてことない作業ですが、素人にはそれは大作業だったのです。
まず下地
単純に石膏ボードを張ってペンキで塗装というけれど工程がありまして。ペタっと張ってハケでサッサッてわけにはいきません。
石膏ボードを450mm間隔で周囲と中間部を下地や間柱などに固定します。
ジョイント部はグラスファイバーテープで補強後、パテ材でならします。
そして、紙やすりで凹凸削りを繰り返し行い下地が完了。
ここからペンキを二度塗りして完成。
DIYは、世界に一つのオリジナル。
中には業者さんに頼んだ方が仕入れが安かったり、結果良いこともあります。
しかし、手作りのぬくもりや愛着はDIYならでは。
今回のペンキ塗りはバル時代の常連さん達が協力してくれ一挙に仕上げることが出来ました。ありがとうございました。
お店作りはまだまだ続きます。
changing moods CAFE/DINER and BAR
http://www.changingmoodscafe.com/
業務用エアコン
なくてはならないもの
特に夏は家庭でも必要不可欠なのがエアコン。ましてお店ともなれば、営業中にお客様に熱中症になんかなられたら大変です。もちろん厨房でスタッフが汗まみれなんてのも勘弁。
居抜きでエアコンがついている物件もありますが、ほぼスケルトンだったのでエアコンを買わなければなりません。ここは経費をかけるところ。中古やリースではなく新品の業務用エアコンを購入することにしました。
お店全体の雰囲気に合う剥き出し型のブラウン。
ブラウンはチェンムーのイメージカラーなのです。
うーん、天井とも合いますねー。
業者選び
DIYできることろは自分でやりますが、それも限界があります。水道の配管などと同様、業務用エアコンの設置も特殊工事なので専門業者に発注します。驚くことに、検索していると業者によって金額にかなり差があるではありませんか!自分で業者さん探し、相見積もり、発注、手配をすることでかなりの経費が抑えられます。もし全てを施工業者さんに頼んでいたらここに何パーセントかのマージンが加算されるので高くなるのは仕方がありません。
ちなみにサイトにあるエアコンの一括相見積もりは後々、営業の電話が多いのでお勧めしません。
あまり目立ちませんが天井を見ると結構しっかり配管があるんですよ。
次回は2300mm×4000mmの大きな壁面処理をお伝えします!
changing moods CAFE/DINER and BAR
http://www.changingmoodscafe.com/